最近は家で過ごす時間も増えているかと思います。家での過ごし方を見直しQOLを上げていく事が、心と身体の健康を保つためには欠かせません。
そこで今回は、ドリップコーヒーをお家でしてみたいがどういう風にすれば分からない、という初心者の方の向けに準備するべきもの・手順をご紹介致します。
目次
準備するもの
コーヒー豆(必須)
まずはコーヒー豆の準備です。
コーヒー豆といえば一般的に茶色っぽい豆や、粒状になった物を思い出されるかと思います。
今回は砕いたコーヒー豆にお湯を注ぎペーパーで濾過していくので、ネスカフェゴールドブレンドの様な、お湯を注いで溶かして飲むものとは別ですのでコーヒー豆を購入するときはご注意ください。
ここでは簡単にコーヒー豆ができるまでの工程を学んでみましょう。
以下の白っぽい豆はコーヒー豆を焙煎する前の生豆です。
この段階ではコーヒーらしい香りは全くせず、穀物の様な青い香りがします。
この白っぽい生豆を、下図にある様な焙煎機で熱を加え10〜12分ほど焙煎すると、
よく見かける茶色っぽいコーヒー豆になります。
10~12分かけて、最初の白っぽい色から徐々に色が変わっていきます。焙煎中、その様子を常に観察しながら注意深く焙煎して狙った風味を目指していきます。
コーヒーミル(任意)
コーヒーミルはご家庭でコーヒー豆を、豆の状態から粉の状態にするときに必要になります。あらかじめ粉の状態で豆を買ってこられる方はミルは必要ありません。
じゃあ、「最初から豆を挽いた状態で買った方が手間もかからなくて楽じゃない」
と思った方、実はかなり大きなデメリットがあります。
それは、豆の状態からコーヒーミルで粉の状態にすると劣化速度が急激に早まる、という事です。
挽いてから30分もするとコーヒーの命である香りがかなり飛んでしまい、いくら密閉容器の中で保存していても、本来の美味しさからは程遠くなります。
逆に豆の状態で密閉容器に入れ冷蔵保存しておくと最低でも1ヶ月は美味しい状態が続きますので、豆の状態で保存し飲む分だけの豆を毎回ミルで挽く、というやり方がオススメです。
値段もピンキリで電動の最新機種もあれば、手動で手入れも簡単、コスパの良い物もあります。私自身使って良かったものを、以下のリンクに貼り付けておきます。
ドリッパー・ペーパー(ドリッパーとペーパーは必須)/ サーバー(任意)
ドリップコーヒーは挽いた豆にお湯を注ぎ成分を抽出するので、その為の濾過装置が必要です。それがドリッパーとペーパーです。
ドリッパーにも機能や見た目の違いで様々な種類があります。ここは個人的には機能ももちろん大事ですが、見た目重視で良いと思います。笑
見た目が良いとやはり道具にも愛着が湧きコーヒーを淹れるのが楽しくなります♪
ペーパーは大きく、漂白(白いペーパー)と無漂白(茶色いペーパー)、また円錐型と台形型に分かれます。円錐か台形型かは使用するドリッパーによって異なるのでそこに合わせます。
そして漂白の有無に関しては、漂白された白いペーパーを強くオススメします。
理由はペーパーについている紙独特の香りが、漂白済のものではほとんどしないからです。漂白といっても塩素を使っているわけではなく、酸素系の漂白ですので、刺激臭といったものは全くなく、健康への害もないのでご安心ください。
サーバーは絶対必要な物ではありません。ドリッパーを直接コップにセットしてやる方法もありです。
ただあると便利です。コップから溢れる心配をしなくてよかったり、メモリも付いていて抽出量が目に見えてますので揃えておいて損はないでしょう。
以下に可愛さと機能性を両立したドリッパー・サーバー、またペーパーを一覧リンクとして記しておきます。
ケトル(必須?)
ケトルもここでは一応、必須とさせていただきました。
ご家庭にある、一般的なやかん・急速湯沸かし器等から直接注ぐのもありなのですが、湯の注ぎ口を一定に細くできるケトルがあった方が、淹れやすさや出来上がりの味が大きく変わるので、あった方がいいでしょう。
これについても、まずは自分の好きな見た目のものを探してみるといいでしょう。以下に私の使用している物と、その他オススメのリンクを記しておきます。
キャニスター(任意)
キャニスターは豆を密閉し保存しておく為の容器です。
ただ最近では、コーヒー豆を購入した時チャック機能付きの専用の袋に入れてくれるコーヒーショップも多いので、必ず必要というわけではありません。
チャック機能が無い袋にコーヒー豆が収納されている場合は、キャニスターに保管した方が劣化速度がかなり抑えられるので良いでしょう。
図の左の様なキャニスターは、100円均一ショップでも販売されているのでコスパも良くオススメです。一応他のオシャレなキャニスターのリンクも貼っておきます。
スケール(必須では無いがあった方がかなり美味しく淹れられる、、、)
ドリップコーヒーには基本的なレシピがあり、豆の使用量とお湯の投入量を計測して淹れた方が味が安定し毎回美味しく淹れられます。
私自身使用しているものは時間計測機能もついており、より再現性のある抽出を行いやすくなっていますがこの機能はなくても大丈夫です。横にストップウォッチを置けばいいだけなので。
ただあると便利です。リンクを以下に貼っておきます。
抽出の手順とレシピ
レシピ(一人分/二人分)
豆の量15g お湯の量200cc/豆の量25g お湯の量400cc
①まずは豆量を計り、ミルで挽いていきます。
コーヒー豆は、下図の様に中挽き位でOKです。
(電動ミルならメモリの真ん中、手動ミルは図を参考に調整してみてください)
②ペーパーの端の部分を折り曲げフィルターにセット、全体的にお湯で湿らせます。
(ペーパーの僅かな匂いを取る為。濡らさない人も結構いるのでここは意見が分かれる所です)
ここでペーパーを湿らした時にサーバー内に落ちたお湯は必ず捨ててください。
③ペーパーの中に挽いた豆を入れ、軽く揺らし表面を平にならします。
④沸騰したてのお湯は熱すぎて抽出がうまくいかないので、下図の様にケトルとサーバーに2回ほど移し替え、温度を軽く下げて落ち着かせましょう。
⑤抽出は4回ほどに分けて、注湯を行なっていきます。
※湯量目安(一人分/二人分)
1投目(30cc/40cc)
コーヒー豆全体にお湯が行き渡る様、満遍なくお湯をかけます。
その後40秒ほど待ち、湯が粉全体に行き渡り、蒸らされるのを待ちます。
2投目(50cc/120cc)
中心から「の」の字を描き徐々に外に押し広げていく様、湯を注いで行きます。
お湯を細くするよう、ある程度ゆっくり注ぐとやりやすいと思います。
3投目(60cc/120cc)
ドリッパー内のお湯が少し落ち着き、白い泡の部分が水平よりややへこんできたら3投目を注湯します。
2投目と同じ様に、中心から「の」の字を描き中心を外に押し広げていく感じで注湯していきます。
4投目(60cc/120cc)
同じ様に、中心がややへこんできたら4投目を注湯します。
4投目は白い泡の中心目がけて、静かに規定量入れていきましょう。
⑥ドリッパー内のお湯が落ち切る前にドリッパーを外すとややあっさりした味わいに、ドリッパー内のお湯を全て落とし切ると、ややどっしりした味わいになります。
⑦ドリッパー内に抽出されたコーヒーは、そのままの状態ではムラがあるので、スプーン等で撹拌すると味が全体的になじみ美味しくなります。
あとはお気に入りのカップに入れ完成です。カップもお湯で温めておくと良いでしょう。
使用マグカップのORIGAMIマグについて以下公式リンクです。
https://store.k-aijp.com/origami.html
まとめ
このレシピはあくまでも一例ですので、お好みの濃さに合わせ豆の量を変えてみるのも良いでしょう。
良きコーヒーライフへようこそ!!